メールマガジン申込み
rogo
メルマガ登録
header

自分がおらんでも営業できるお店づくり

 

From  神戸の自宅

 

おはようございます

鳥羽です。

 

久しぶりのメルマガです。

 

先日、久志さんが書いたメルマガで、

ご存じの方もいらっしゃるとおもいますが、、、

 

製麺機で作業中、

私の不注意から、

左手の中指と薬指の爪から先の部分を

切断してしまいました。(涙)

 

25日、早朝

カチッという鈍い音と共に

普通ではありえない

見るも無残な状態の指をまえに

「えらいこと、やってもた どないしよ~」

と困惑し、

 

指を

きれいに水道で洗い、

もとの位置に戻そうとしていたのですが、

 

そんなことしても

治るはずもなく、

結局、病院に行くことになりました。

 

今の医療技術は凄く進化していて、

血管も繋ぎ合わせ、

骨も金具でツキ刺しにして固定し

皮膚も綺麗にもとの状態に縫い合わせて

もとの状態に戻して頂きました。

 

あとは、

健康管理に留意し血流がもどり

再生をするのを待つのみです。

 

そんなこんなで、

そば屋での現場仕事が一切できず、

全てスタッフ任せております。

 

今は自宅で本を読んだり

数十年ぶりに

こんな生活もあるのかぁ~

と、ゆっくりとしております。

 

まあ、

今回の怪我で

私が一番に思うことが、、

 

人生、いつ、

どんなことが起こるかわからない!

ということと、

 

経営者というのは、

どんな時も

ふりかかる困難を解決していくよう、

しっかりと

備えをしておかなアカンと言うことです。

 

我々のような

小さなお店の経営者は、

絶えず

お店を継続できなくなるリスクがある

ということです。

 

ようは

突発的な病気や事故に、見舞われると

お店が継続できなくなる恐れがある

ということです。

 

過去の私は、

お店にかかわる業務を全て自分で

こなしておりました。

 

職人気質の私は、

何から何まで自分で抱え込み

「自分がおらなアカンお店づくり」

に終始して満足していました

 

それこそ、

そば打ちから始まり、

調理、仕入れ、仕込み、

メニュー開発、商品管理、

レジ閉め作業、接客、掃除、

シフト決め、給料計算、

商品開発、従業員教育

販促物作成、等、等、等、、、、

 

休日もなく、

過労でヘトヘトになり、

「俺ってめっちゃ頑張ってるやん!」

と、

自分の体や精神を痛めつけることで、

充実感を味わうという

ダメ経営者でした。

 

しかし、

その考えや方針を

徹底的に

見直さなアカンような出来事がおこりました。

 

それは、

私の兄弟子の廃業です。

 

兄弟子のお店は

繁盛店でした。

 

兄弟子夫婦とパートさん

数名でその繁盛店を切盛りしていました。

 

ところが、

年齢的なものから

兄弟子が病気になったのです。

 

病気になると

当然、通院や入院が必要になってきます。

 

お店を営業するにあたり、

自分しかできない仕事を

たくさん抱えていた兄弟子は

当然、

通院や入院するたびにお店を休まざるを得ません

 

最初の頃は、

「休んでいてもお客さんまた戻って来てくれて

 ホンマにありがたいわぁ~」

ってなことを言ってたんですが、

 

度々となると、

当然、お客様の数は減ってきます。

 

更に悪いことに、

パートのおばちゃん連中も

不定期で働くことや

収入が減ることから

お店を辞めようと考えます。

 

挙句の果てには、

いくら本人が、

お店を続けていきたくても、

お客さんが集まらない、

スタッフが集まらない

ということになり、

辞めなければならなくなってしまったのです。

 

わたしはこのような現実をみて、

数年前から、

「自分がおらな営業できないお店づくり」

から

「自分がおらんでも営業できるお店づくり」

をと、

じょじょにお店を変えていきました。

 

職人気質の私にとって、

調理を他の誰かに譲るということは、

非常に抵抗がありました。

 

先輩の職人連中からも、、

「よう、お前、そんなことまでパートのおばちゃんに

 させるな~ 考えられへんわ~」

ひんしゅくを買いました。

 

しかしです、

今回、このような突発的な事故に遭遇し、

あらためて、自分のやっていたことが

正解だったんだ!

とほっと胸をなでおろすことができました。

 

今回は、

私が唯一、

自分でしていたそば打ちや出汁とりも

すべて任せることにしました。

 

私が一切、お店にいかずとも

お店が営業できるのです。

 

私たち小さなお店の経営者は

お店を開けなければ売上が立ちません、

一銭のおカネも入ってこないわけです。

 

あなたに何かがあると、

たちまち、

あなたの愛する従業員や家族が露頭に迷います

 

だから、

自分が予期できぬ、

突発的な病気や事故に見舞われても、

しっかりと営業できるようにしておく必要が

あるのです。

 

職人気質のあなた、

「自分がおらな営業できないお店づくり」

から

「自分がおらんでも営業できるお店づくり」

を進めていきましょう。

 

すんません!

パソコンを打つのに、

左手は

親指しか使っていないのですが、

左指の患部がジンジンしてきましたので、

このへんで失礼します。

 

それでは今日も張り切ってまいりましょう!

 

 

鳥羽

メールマガジン登録 会員サポート
border