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美味しいものさえ作れば儲かる?

2014年2月26日 from:神戸のそば屋から by :鳥羽 洋史   こんばんは 鳥羽です。   早いもので、こないだ始まった 冬季オリンピックも終わり 2月も終わります。   ホント、早いですね。・                  さて、4月から消費税が上がりますね。   「消費税が上がるが、値段を上げるとお客さんが減るかもと考えると怖くて上げれない!」   「ますます、店が暇で、消費税が上がったらどうしたら良いかわからない」 等、等     私のところにも消費税が上がるため 価格変更の事に関して 多くの飲食店から相談があります。   わたしの意見は一貫して、 「しっかりと利益が取れる価格にしましょう!」 です。     私に相談する小さな個人経営の飲食店の多くが 内税の価格表示が多く 消費税が上がっても、 メニューや店前の販促物や色々な物の変更に お金が掛かるので 価格を据え置きする考えもあるそうです。     しかし、据え置きすると消費税分は 利益が圧迫され、 ますますくるしくなるのは分かっています。     何故、 そんなにも値上げをすることを嫌がるのでしょうか?     その根底にあるのが、 「良いものを少しでも安く売るのが、商売人の使命」     「良いものを作れば分かってもらえる!」     などと考える経営者が多いからです。     美味しい商品を作れば、良いサービスを提供すれば、 少しでも安くして喜んで頂ければ自然と お客様は集まってくる。   過去のわたしのようにこのように考えるかたが、 職人気質の人には多いのです。     だからダメなんです!   この考え方自体が間違っています。 幻想です。   お客様は「良い物」ではなく「良さそうな物」 を買うのです。     つまり いくら実際に美味しくて、価値ある商品を作っていたとしても お客様に他の店の方が、美味しそうで価値があると 「思われて」しまえば、それまでです。   つまり 「良いものさえ作っていれば儲かる」という考えは、 お客様にその 「良いもの」を知ってもらい 「良いもの」の価値を理解してもらう努力を しないと言っているのと同じなのです。   価格でも同じ事が言えます。   いくら 「良いものを少しでも安く売るのが、商売人の使命」 と考えて我慢していれば、いつかは支持されて儲かると 信じているのでしょうが、 それがまたダメなんです。   お客様の価値判断は逆です。 飲食店は特に 価格が高ければ価値も高く 価格が低ければそこそこのものだと思われてしまい いくら安くしてもお客様には伝わりません。   しっかりと利益の取れる価格にすることをお勧めします。   そして、 お客様に自分が自信をもっている 「その商品」を知ってもらい 「その商品」の価値を理解してもらう行動を起こしましょう。     鳥羽
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