経営者視点とは、

From 神戸の自宅

こんにちは。

鳥羽です。

今日はお店がお休みで、

朝からいろいろと仕事をしていたら、

メルマガを書くのがこんな時間になってしましました。

さて、

きのうメールを読んでいたら、

何人かの人に

「鳥羽さん、もうすぐ誕生日ですね」

というのがありました。

そう、

私の誕生日は、

あの２１年前の大惨事、阪神淡路大震災があった。

１月１７日です。

あの時が３３歳の誕生日だったので、

今年は５４歳になります。

思い起こせば、

あの時は、

寝坊していつもより遅く起き

床をでようとした瞬間でした。

５時４６分頃、

今まで経験したことのないような、

衝撃に見舞われました。

何が何だかわからないまま、

体が左右に振られるような状態が続いた後、

天井が抜け落ちて、わたしたち４人家族の上に

たくさんのガレキが落ちてきました。

急いで、子供を抱きかかえ、

コタツの下にもぐりこんだのを覚えています。

運よく

わたしたちは少しの怪我を負っただけで、

無事に脱出することが出来ました。

お店の２階に住んでいたわたし達は

仕事と住まいを同時に無くし路頭に迷っていました。

幸い、建物が原型をとどめていたので、

ワイヤーで柱をもとの位置に戻し、

新し屋根をつけ、3ヶ月後に

お店を再開しました。

今から思えば、

あの３ヶ月は私の人生の転機でもありました。

これからのこと、

いろいろなことをじっくりと考えることができた。

震災直後、

わたしは、

当面の生活費のたしにと、

区役所から出た、

震災貸付として２０万円を即効で借りにいき、

手持ちの１０万ほどのお金を足して、

大阪までパソコンを買いに行きました。

妻の

「なんで、こんな時にそんなもん、買うのよ～」

という声をよそに、

「黙れ！これからはパーソナルコンピューターが必要やねん！！」

みたいなことを言い、

変な空気になっていたことを思い出します

今でこそ、

当たり前のように使って、誰もが持ってますが、

当時はまだ、一部のマニヤックな方しか持ってなかった

携帯電話だってそうです。

今は持ってない方のほうが珍しいでしょうね。

だから、今、

「ちょっと　携帯電話を買ってくるわぁ～」

と言っても

妻と変な空気になる方は少ないでしょうね。

これもすべて

視点の問題です。

世の中は移り変わっているのです。

先にも述べた、

わたしが２１年前にパソコンを買った時は

わたしと妻の視点がぜんぜん違っていたってことです。

この視点というのは、

商売にとって凄く大事なことだと私は思っています。

例えば、

山道を歩いている時に先ほどまで見えていた向こうの山が

手前の山にさえぎられて見えなくなってしまった経験は

ありませんか？

この場合、山がなくなってしまったわけではなく、

視点が動いたのであって、山はちゃんと存在するのです。

このように同じ対象物でも視点が動くと見えなくなってしまったり

あるいは見え方が違ってきたりするのです。

この逆で

見られている側からすると、見える見えないというのは、

どこから見られているのかがわからない限り、

見せることが非常に困難になるのです。

今まで見えていたものが見えなくなったとか

見えなかったものが見え出したと言うのは、

単に情報が不足していたというだけではなく、

視点がかわったということがあるのです。

経営者というのは、

いろいろな角度から物事を見るという

能力が必要です。

ようは

「視点を変えてみる！」

と言うことです。

あなたも、

忙しいでしょうけど、

しっかりと立ち止まって物事をみて見たり、

過去に立ち返って物事をみてみたり、

してくださいね。

しっかりいろんな方向から見ることで、

展望は広がってきますからね。

それでは、今日も張り切ってまいりましょう。

鳥羽

追伸

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2016年1月14日（2:27 PM） | カテゴリー：◆儲かるしくみ作り