なにもかもが真っ暗になったあの日
おはようございます、中阪です
先週のメルマガ、読んでもらえましたか?
僕のカンタンな自己紹介をしたんですが
その中で僕がね
どんな状況にあって、
運よく鳥羽さんと巡り合えたのか
その軌跡をもうちょっと
お話したいと思います
僕自身もこれを振り返ることは
つらく苦しかったことなんですけど
でも、今はね
それを乗り越えれたという自信が
僕をずっと支えてくれてます。
少し、物語が続きますが
気楽につきあってもらえたら
嬉しいです
では、、
今から6年前の2月17日。
お店の経営者だった父が海で亡くなりました。
釣りが好きでよく仕事前に
朝早くから出かけてクーラーいっぱいの魚やタコ
満面の笑みと一緒に帰ってくるんです
「朝早くからようやるわ~」
今思い返すとでも
そんな時の方が父は
パワフルで自信に満ちてたように思います
その日の朝、
いつものように仕込みをして
お店を開ける準備をしていたんです。
でも、お店を開ける時間になっても
この日は帰ってきません。
僕たちはみんな
色んなところに電話したり
自転車で探しまわしたりしました。
どうしたんやろ、いつもなら
もう帰ってきてるはずなのに
その時、電話が鳴りました。
『海上警察です」
目の前がまっくらになりました。
それから、身元の確認をしにいき
泣きくれました
今でも覚えてます
地面がないんです
まっくらな中、立ってるような感覚
底がまったくないんです
なにもかもが終わったような気がしました
葬式を終えて
「これからどうしよう」
「どうしていったらいいんだろう」
「僕は、なにをすれば、いいんだろう」
そんなことで頭がいっぱいになりました。
唯一の救いは
父の葬儀の時
参列してくれた人の数
多くの励ましの言葉
借りていた会場からあふれかえって
廊下にまで椅子を設置してくれました。
葬儀の車は父の愛した
商店街を通ります
車の窓から見えるのは
みんなが、表に出て
別れを惜しんでくださいました。
今こうやって書いてても
その時の情景は
はっきりと思い出します。
お店は一週間ほど休みました
このままでいてもしょうがない
時間があると悩んでばかりいるし
お金も入ってこない
「とりあえずお店を開けよう」
そうしてお店を開けながら
今後の道を考えることにしました。
あとになって理解したことなんですが
この時よかったのは
お店を開けて忙しくすることで
「悩んでるヒマがない」
このことが僕を救ってくれました
一人でいると
色々と考え込んでしまいますよね
そんなときは
自分を忙しくすること
これが効果的なんだと
知りました。
でもね、それでもこの後つぎつぎと
残酷な事実が突き付けられます
次回は
その時の話をしますね。
どん底でどんな風に悩んで
何を感じていたのか
これからどうするのが正解なんだろう
悩んだ結果
だした結末とは
それでは、また来週、お会いしましょう~^^
中阪文夫