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中身と見た目 どっちが大事?

From 神戸のそば屋

おはようございます。
鳥羽です。

昨日、
先輩の飲食店経営者が営む
あるそば屋に立ち寄ったのですが、、

久しぶりに会って、

あらためて、
昭和の男、
頑固おやじ
を感じさせる方でした。

というのは、
この方、
「男は中身や!」
「ちゃらちゃら飾らんでエエねん!」
と言うような
気骨ある考えで、
正にそば職人という方です。

実際に
そば職人としての腕は一流で、
いつも美味しいおそばをお客様に提供しています

わたしも尊敬している方です。

ただ、
最近はどうも、
売上が思うように出来ない!
お客さんが減ってきている!
と嘆いています。

そんなことで、
私が相談を受けたのですが、

私が、
「もっとそのこだわりをお客様に伝えましょう!」
「店前をもう少し入りやすいようにしましょう!」
「サンプルケースももう少し小ぎれいにしましょう!」
「器をもう少し、立派なものに変えたらどうですか?」
「商品名も少し考えて変えた方が良いですね、、」
と、
商品そのもの以外の事を言う

一方、
先輩は、
「蕎麦の味はどうかな?」
「だしは薄味にした方がいいのかな?」
「かわりそばとかもやった方が良いのかな?」
「蕎麦の硬さはどう?」
「湯がき具合はどう?」

というように、
商品自体のことを尋ねてきます。

数時間話をした結果、

店前の改善、
お店や商品の価値をお客様に分かりやすく
伝えること、
ターゲットに合った商品づくり

そう、
主にお客様に対しての
見せ方、をお話しました。

先輩本人も納得して
「それでは、また3月になったらもう一度来ます」
と私が席を立つと、、

先輩が、
またまた、
「鳥羽君、うちのそば、美味しかったやろ?」
と、

私が、
「味は抜群です、美味しかったです!」
と言い
お店を去りました。

実際に
私がサポートをしている飲食店でも
この先輩のような方が多いです。

心のどっかで、
美味しいものさえ提供していれば
お客様は集まってくると思っているのです。

でもね、
正直に言うと、
いくら美味しいものを作っても
そんなものは食べてみないとわからない、

食べたところで、
美味しかったとしても、
世の中には他にいくらでも美味しいものがあって
思い出してもらうのも至難の業です。

だから
とにかく、
たくさんの人に
美味しそうだなぁ~
良さそうだ、
と思ってもらわないと、

食べた方にも
もう一度食べに来ようと
思ってもらわないといけません。

だから、
見た目はとっても大事なんです。

中身と同じように大事なんです。

「中身で勝負や!」
と言う
先輩や
内面を磨いている
頑張っている方には言いにくい話ですが、

中身だけ見て欲しいなんて、
そもそも甘い考えです。

外見を磨く努力しないで、
中身だけ見てくれたらいいなんて
図々しいです。

ほこりまみれのサンプルケースを見て
「もしかしたら、美味しいかも、、、」
なんて時代じゃないです。

お客様をなめたら
絶対に上手くいきません。

もし、
あなたのお店が売上不振に陥っているなら、

もう一度
お客様からどう見られているか、
考えて見た方がいいです。

中身だけ見て欲しいなんて
甘い考えは捨てましょう。

それでは今日も張り切ってまいりましょう。

 

鳥羽

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