経営者はパターンを認識することが大事
FROM 神戸のそば屋
おはようございます。
鳥羽です。
これから年末になっていくと、
飲食店は凄く忙しいです。
わたしが、
年末と言う言葉で
いつも思い出すというか、
イメージするのが、
「夫婦喧嘩」です。
私は、大衆食堂の次男として生まれ育ったわけですが、
毎年、毎年、年末になると
お父さんとお母さんが喧嘩していました。
今年は大丈夫そうやなぁ~
と思っていても、
結局は夫婦喧嘩をしないと年が明けないのです。
小規模な飲食店経営者の奥さんというのは
お店も手伝わなアカンし、
従業員には気をつかわなアカンし、
大変なわけです。
それでなくても大変なのに年末ともなると、
もっと忙しくなるわけですから、
気持ちが非常にトゲトゲしてくるのです。
一方、
絵に描いたような職人気質の親父の方も
普段よりお店のことが大変になってきますもんで、
ストレスも溜まり、
ひとつ間違うと怒りが爆発する
準備が整ってくるのです。
もう、二人ともお互いが何か、
喧嘩をするきっかけを待っている様にさえ思えてきます。
そして、案の定
「なに~、コラ!!」と親父、
「なに~コラ!!とは、なに?」と母親
私たち男兄弟3人は
なんとも気まずい雰囲気の中
「なんでこんな家に生まれてきたんやろ~」
などと言うようなことは
誰一人と口にもせず、
普段よりかなりおとなしく、
自分たちに火の粉が降りかからないように
気を使いながら、年末を過ごしていました。
年末というと
未だに「夫婦喧嘩」を思い出すのもこのためです。(笑)
でもね
そんな中でも、
わたしにはかなりの学びがあったのも事実です。
それは、
「パターンの認識」です。
実況すると、
「あかんで、あかんで、この感じになってきたら、
だんだん雰囲気が悪くなってくるで、あかん、あかん、その言葉を
今の親父に言ったらあかんがなぁ~お母ちゃん、お父ちゃんも
そんな態度をとったらあかんがなぁ~ そんなことも言わんでええねん!
お母ちゃんもとどめはさしたらあかんでえ~ あかんいうとうやろがぁ~
あっ!やってもうたがな~ 喧嘩の始まりで~~す。」
というパターンがあるわけです。
ようは、
夫婦喧嘩になるのも、
それなりのパターンがあるわけです。
人というのは、
あかんとわかっていても
そのパターンにはまりこむとなかなか抜け出せない
のも事実です。
これは、なにも
夫婦喧嘩に限ったことだけではありませんよ、
あなたは、
「なんであの人はいつもうまくいくのだろう!」
「なんであの人はいつもうまくいってないのかな」
と思ったことはありませんか?
実は、
繁盛していくお店にもパターンがある。
貧乏しているお店にもパターンがある。
成功している経営者にもパターンがある
なにをやっても上手くいかない経営者にもパターンがある
ということなのです。
経営においても、
日常生活のコミニュケーションにおいても、
『なんで、いつも、〇〇なんやろ~』
と思ったならば、
それは、確実にそれを引き起こすパターンが存在するのです。
私たち経営者がやるべき一番大事なことは、
パターンを認識すること、
そして、
望ましくないパターンは破壊して、
望ましいパターンを構築していくことです。
私はこのパターン認識の力をかりて、
今ではたくさんのお客様が来店するようになりましたよ、
そして、
年末の夫婦喧嘩も5年に一回くらいですんでいますよ(笑)
それでは今日も張り切ってまいりましょう。
鳥羽
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