〇〇「お客様って神様なのか?」
From 神戸のそば屋 おはようございます。 鳥羽です。 一昨日のことなんですが、 お客さんから電話があって、 「今、お前のとこで食べよう思って、待たされて帰ったもんやけど、 謝れや~ 今からお前の店の前まで行ったるから、謝りに出てこい!」 との電話、 わたしは意味がわからず、とりあえず、 「わかりました!」 とお店の前に行ってみると、 もうすでに40代半ばの中年男性が、、、 かんかんに怒って、私を睨みつけて、 「コラ~~ なんぼほど待たすねん!時間を返せ! それになんで追いかけてこんのや~ なめとんか~」 わたしは、 「イヤ~~ エ~ そんなことないですけど~」 その男 「何、笑ってるねん、おまえ、俺が帰った後、笑ってたやろ~」 わたし 「そんなん何時、帰ってやったか、しらんし、笑ってませんけど!」 どうも、 大きな声を出して、店を出てから、中を覗いてたらしくて、、 誰も追いかけてこないことにご立腹している様子でした。 結局、 「謝れ!」「時間を返せ!」「俺、客やぞ!」「笑ってたやろ!」 の一点張り、 私は、 絶対に謝ることはないと思って対応してましたので、」 「エ~~~」「イヤ~~」「笑ってません!」 と答えるしかなく、 (本当のこと、言うともっと怒りそうなので) 店が忙しくててんてこ舞いしている中、 10分ほど時間を取られてしましました。 わたしのお店は、 挽きたて、打ちたて、湯がきたて、をモットーにしており そばや天婦羅は「通しあげ」になっております。 要は注文を受けてから一からすべて作りますので、 混雑時には多少お待ち頂くことはあるのですが、、 中にはこういった理不尽な事を要求するお客様も 間違って来店してきます。 しかし、 この話を聞いてあなたはどう思いますか? 「お客様は神様」だからちゃんと対応しないといけない と思いますか? お客様は神様だからお客様の言うことはちゃんと 全て応えることが大切だと感じていますか? いいえ、私はそうは思いません! 多くの人が信じている またそのように扱った方が良いと思っている 「お客様は神様」という呪縛のようなもののおかげで、 お客様の言葉にNOといえなかたり、 理不尽な要求を受けいれたり、 お客様の奴隷となって働いても働いても儲からないお店に なってしますのです。 ようはお店の価値を理解していない人の意見なんて、 聞くことないということです。 そんな自分の都合だけで、意見をしてくる人は わたしの店のお客様ではないということです。 そんな全てのお客さんの要望なんて聞いてたら、 あなたのお店の魅力や価値なんてすぐに無くなって しまうということです。 つまりは、 私たちがお店を営業していくには全てのお客さんを 相手にすることはできないということです。 全てのお客様を満足させることは出来ないということを 理解して頂きたいです。 以前の私はそういう本来、 自分のお客様ではないような人の言葉にも 耳を傾け、悩み苦しみました。・ でも、今は違います! 「もっと早く作れ!」とか「値引きしろ!」 だとか「サービスしろ!」などというような さも、お客は偉いんだぞ~ という感じの人などに振舞わされないようになりました。 お店のことを理解してない人や なんでも自分の思うようにならないと 気がすまないような人を相手にするよりも、、、 しっかりと自分のお客様は誰なのか? そのお客様に喜んでもらうにはどうしたら良いのか? を踏まえて行動できるようになってから、繁盛店の仲間入り をしたのです。 お店の価値をわかってくれる 私たちが望んでいるお客様をたくさん集めて 行くことが繁盛店への近道なのです。 商売をやっていると、、 いろいろと辛いことが起こりますが、 誰でもかれでも相手にすることなく、 自分のお店の価値をわかってくれるお客様に向かって 商売をやっていきましょうね。 それでは、今日も張り切ってまいりましょう。 鳥羽 追伸 繁盛店づくりに必要なのは、 全てのお客様に選ばれるお店を作るよりも お店がお客様を選んで行くような取組が大切なのです。 詳しくは→ http://syoubai-hanjyou.com/member_lp2015年1月27日(9:36 AM) | カテゴリー:◆そば屋の日常,◆繁盛店主の考え方,◆蕎麦屋が抱える経営の問題